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2014/04/07

困った綾とり

物事に感動したり、寄り添ったりするってステキだなと思う。
私が遠い昔に役者を止めたとき、いろんな理由はあったけど、一番の理由は、演劇や映画やアートを見て批評家になってしまったことだった。

高みを目指すあまりに、ピュアだったはずの心は、いつしか重箱の隅をつつくような細部に眼をとめ、粗を捜し、他者を非難しながら自分の足もとを確かめる。
そんな見方しかできなくなった自分が、酷くつまらなくなったんだ。

6月に公演する「困った綾とり」は、まだまだ演劇が訳わかんなくも面白くてやっていた頃に出会った作品だ。
当時20代前半で、この作品の世界は、ほんとに謎だった。
無我夢中で、今回と同じ「母親役」を演じた。
クレイジーで毒々しい母親…ありえないと思ったね。

あれから随分と時が経ち、私は家庭を持ち二人の息子を育てた。
いつも、あの「母親」が頭をよぎった。
いま思うに、あの母親は、もしかしたら私の反面教師だったのかもしれない。
愚かにも必死にもがく、愛すべき反面教師。

私は今回、どんな母親を演じることができるんだろう。自分でも興味津々。

さて、この作品では「海」が重要な役割を持つ。
次からは、海にまつわる話をしよう。

いっぱいあるさ。
なんたって海に抱かれた奄美大島で育ったんだから。

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