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2012年2月

2012/02/19

アクターズ・スタジオ

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著名な本です。私には今もバイブルの一つ。
最初はとっつきにくいかもしれないけど、セラのメンバーなら理解できるでしょう。
この本の中に登場する著名な俳優達へのストラスバーグのサジェストは、セラの訓練を受けているメンバーなら、リアリティを持って受け止められると思います。
セラも、このような濃厚なレッスンを行っているのです。
そこに参加できるのはとても幸運なことです。

この本の翻訳(共訳)は、高山図南雄 氏。
実際にストラスバーグのセッションを見学し、当時まだよく知られていなかったアクターズスタジオをこの本によって日本に紹介した方です。
実はこの方、私が昔、仲間とともに立ち上げた劇団に講師として参加してくださってました。今考えるとすごい事ですね。

ある時、高山先生や劇団をバックアップしてくださる著名な演劇人たちの前で、初めて劇団員が小さなシーンを披露する機会がありました。
みんな緊張しながらも精一杯の演技。なかなか好感触です。
そしていよいよトリを飾る私の番!

ところが、です。
私は自分の役が嫌いで、大した準備をしていなかったのです。
そしてなんとも散々なエチュードを演じてしまいました。
明らかに失敗、最低。全員沈黙。しぃーーーん。

この時、この劇団の最高指揮官は箕川先生。
彼が、高山氏をはじめ、そうそうたる演劇人を招いていたのです。
当時カミソリ箕川と恐れらていた人ですもの、きっと不甲斐ない私の首を締めたかったにちがいありません。
でもこの時は首を絞められずに、こう言われました。
「もう一度だけ、君を証明するチャンスをあげようと思う。どうする?」

私は無我夢中で再びシーンをやりました。
でも、結果はやはり惨敗。
あの頃の私は、自分の感性だけでやりきれると錯覚していたんでしょうね。
なんという傲慢。真剣に観てくださっている人達を侮辱したようなもの。
私は恥ずかしさのあまり、ステージ上で固まってしまいました。
その時、高山先生が声をかけてくださった。
「あなたの潜在力を感じます。もっとできるでしょ?」
ほんの少し、救われた気がしました。

あの日、箕川先生が頭を抱えた問題のシーンが残ってます。
クレージーでダークな猫好き婆さんが歌って踊る役でした。
当時25歳くらい。なんでアタシが婆さんやるんだよーdashとか思ってたんですねcoldsweats01
もっとまじめにやらんかい!です。
Photo_2
黒子役の少女の一人は、今や声優の「くじら」こと、わかちゃん。

ちと脱線しましたが、「リー・ストラスバーグとアクターズ・スタジオの俳優たち」は、きっと大きなヒントを与えてくれますよ。
お勧めします。

@YUMI

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