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2011年2月

2011/02/23

正しいエンタメ演技プラン=fm箕川功貴=

 昨日、4/1のショーケース「三人姉妹と奇妙な仲間たち=のレッスンをした。ここで全員が同じところを見て第一ゴールに向かって欲しいと思い、演技プランの確認をした。この演技プランを正確に立てられること。これができないとゴールどころかスタートラインにも立てない。今回のショーケースが発表のための発表にならないためにも、普通のことを普通にできるようになってもらわないと困る。日本のプロ連中の中には、この普通のことさえできない方々がそこらじゅうにいる。少なくとも、これと一緒になって欲しくないし、一緒にされても困る。

○エンタメ演技プランのポイント整理

1.役の人物に魅力的なキャッチフレーズをつくる~キャッチ1x2=全体のキャッチ

・目的・動機・逆転(セラあるいはエンタメ)ポイントまでがキャッチ1

・逆転からカタルシス・ポイントまでがキャッチ2

2.No1に適応する役づくりをする~minokawaメソードでは、主にインストール・プラン

3.エンタメ・ポイントのフレームを丁寧に吟味する

・演技の本質~表のテーマを知り、その裏をかく

・感染力の醸成

・共感ポイントの絞込み

 上記エンタメ・ポイントの表については、2/23付けの箕川功貴blog参照。

2011/02/19

椅子たちの反乱=fm箕川功貴=

 来る4/1のセラshow case1。新しい世界に向けて出発したはずの3人姉妹と使用人(チェーホフ「三人姉妹」より)は、今回のアンサードラマの幕開けでひたすら探し物をしている。いったい何を探しているのか。第一場では、「物言わぬ椅子」が大きなキーとなってくる。今回は、この一場を公開するのがやっとだと思う。しかし、それにしても私がレッスンをしてあげられるのは月2回で、4/1までの間にあと3回しかない。彼らは、それを埋めるべく必死に自主稽古を試みている。   

 そこで、もしかしたら彼らが未だ気づいていない演技プランへのヒントをちょっと公開したいと思う。観に来ていただく諸氏も、そのあたりがきちんと表現に結びついているかを見逃さないで頂きたい。その椅子たちの反乱とは・・・

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2011/02/16

少し、握りしめました。

今回の芝居は、チェーホフ「三人姉妹」のアンサードラマ。
私は長女のオーリガ(織香)役です。
でも実際の私は、三人姉妹の末っ子です。
末っ子の私からすると、姉、特に長女なんて、正直うっとおしいのです。
だって、人生の先輩面するんだもの。何でも上から目線だしぃ。

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2011/02/11

演技の真髄=fm 箕川功貴=

 演技の真髄、それは手放すことによって受け取ることにある。しかし、君たちはひたすら抱え込み、握りしめている。演技を操作し、執着し、執念を燃やしている。何かを獲得し、達成し、所有しようとしている。これを「真空の恐怖」という(箕川功貴のドラマセラピー2/11記事参照)。

 あるとき、盲目の方に聞いたことがある。「ついつい私たちは、盲導犬を操作しようとしてしまうんですが、犬に全てを明け渡さないとうまくいかない。そうしないと、とんでもない方向に歩いていくことになる。たずなを握りしめるのではなく、手放すように持つことなんですね。そのコツをつかむまでがけっこう大変なんです」。これは、まさに人生そのものといえないか。自分の人生を操作し、握りしめ、何かを獲得しようとしている。しかし、これでは人生は拓けない。ここに人生の表と裏がある。

 芝居にも、そんな人生観が現れるとしたら、「迷う」という演技を迷っているようにしか演じられない=説明的演技=低レベルの失態をしてしまうのと同じこと。ここに、芝居の表と裏がある。とかく人生の裏側を歩んでしまう観客たちに、きちんと表を知った上で、裏を演じきれなくてはならない。その演技に、観客は自らの人生を映し出す。それは、人生の裏を手放すことによって、表を受け取る、あるいは、犠牲によって、真実を受け取る、まさに演技の真髄だ。そして、受け取るとは共感することであることを実感する。

2011/02/08

特別な椅子

110208

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