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2011/02/19

椅子たちの反乱=fm箕川功貴=

 来る4/1のセラshow case1。新しい世界に向けて出発したはずの3人姉妹と使用人(チェーホフ「三人姉妹」より)は、今回のアンサードラマの幕開けでひたすら探し物をしている。いったい何を探しているのか。第一場では、「物言わぬ椅子」が大きなキーとなってくる。今回は、この一場を公開するのがやっとだと思う。しかし、それにしても私がレッスンをしてあげられるのは月2回で、4/1までの間にあと3回しかない。彼らは、それを埋めるべく必死に自主稽古を試みている。   

 そこで、もしかしたら彼らが未だ気づいていない演技プランへのヒントをちょっと公開したいと思う。観に来ていただく諸氏も、そのあたりがきちんと表現に結びついているかを見逃さないで頂きたい。その椅子たちの反乱とは・・・

1. 椅子は、探し物を暗示している

2. 彼らは、一向に気づかず、相変わらずそっぽうを探し続ける

3. 「探し物をする」という行為が、彼らの日常的なクセになっている(4人ともまったく違う特徴を示す。「妻を帽子と間違えた人」が大いにヒントになるはず)

4. 何をしていても、どこか空しさが伴い、そのクセはエスカレートしていく

5. 椅子が、彼らの心の深みを暴いていく

6. 心の深みとは・・・人生の意味や目的を見失っている状態、また、その間に垣間見られる欲望

7. 椅子の暗示 (椅子の登場順)

.・恵李菜の椅子・・・P.2二人の姉を見返したやろうという笑い~本人はそんな気持ち はさらさらないと思っているので、笑ってしまう自分に嫌悪する。象徴的なSE・・・モスキート音

・真亜紗の椅子・・・P.2新しい世界への期待<不安<怒り<喜び(幻影)<喜びへの嫌悪 象徴的なSE・・・モスキート音 ・P.3~愛・裏切りへの憎しみ<・P.4愛・裏切りへの失望<P.5愛・慈愛願望一瞬 象徴的なSE・・・耳を劈くような高音(ガラスをひっかくような)   ・P.6<絶望的な怒り 象徴的なSE・・・モスキート ・織香とのコラボ・・・驚愕<怒りの快感<悲しみの快感<恨みの快感<恨みの快感

・杏陽の椅子・・・P.3愛への期待< 象徴的なSE・・・ガラスにひびが入る  P.6愛の幻想< 象徴的なSE・・・川の流れ  

・織香の椅子・・・P.6驚愕<愕然<新しい世界への願望<欲望の充実感<世界を手にした快感 象徴的なSE・・・花火の炸裂 

 上記をよく見据えて自主稽古のこと。特に、明確にスウィッチするインストール・プランやそれぞれ探し物をする行為のクセをどうエンタメするかが見もの。

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