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2011/01/18

行為のテューニングを fm箕川功貴

 ふだん無意識にしているしぐさや行動を一つ一つ意識し直し、点検していく。このことに興味がない限り創造的な演技表現を築き上げることはできない。逆に言えば、こうしたことに興味がある人が俳優を目指すと、一気に成長していく。なぜなら、これは日頃の人間観察と自己観察の連続で、それは果てしなく限りない行為だから。こんなことをやっていたら、まともな生活ができるわけがない。なので、この行為を楽しめる人はそう多くはない。

 今回のshow case「三人姉妹と不思議な仲間たち」にも多くの行為がある。その一つ一つを普通にやっていたのでは、創造的な演技にはつながるわけがない。シーンに繋がるその単純な行動だけでも山ほどある。

歩く 座る 立つ 飛び跳ねる 見る 探す 試す 発見する 比較する 転ぶ 倒れる 近づく 離れる 逃げる・・・

 以上は、驚く、怒る、さげすむ、喜ぶ、悲しむといった感情を抜きにしたものばかりである。「座る」という行為だけでも星の数ほどある。ここに創造的な演技を確かに構築する入り口がある、というか、ここにしかない。「外的要因が内的要因を誘発する」という基本的な演技の法則は、この入り口から入らなければ役に立たない。まさに、感情以前の段階にエンターテイメントのてっぺんを取る入り口があるのだ。

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