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2010/03/29

根性とか成りきるとか

演劇界に戻ってきて改めて驚くことが多いです。
いまだに根性とか思い込みとかで芝居がうまくなるという変な呪文のような教えがあること。
20年前にも沢山あったなと思う。
以前テレビを観ていたら著名な演出家が…

感情の原始的な爆発を表現させるために、若い役者たち全員に大量の泥をかぶせて演じさせたら、彼らは突然生き生きと演じ始めた、とかなんとか。
あまりに大人しい若い役者たちを演出するための苦肉の策だったのでしょうか。
全員トランス状態、ハイ状態のように見えた。
ま、それが狙いなのかはわかりませんが、
だったら別に役者じゃなくてもそこいらの通行人連れてきてやったほうが断然面白いんじゃないかと思う。
収拾つかなくなるほどのドラマ展開があるかもです。


冗談はともかく。
泥でハイになれるのは最初だけ。そのうち感覚も体も慣れて刺激もなくなり同じことを繰り返す。で、しょうがないから同じ動作をなぞる。
下手すると何かがやれた気になる。成りきれた気がする。生きてるふりもする。
役者なら誰でも経験があるんじゃないだろうか。
若い彼らはあの舞台で何を得たのだろう。
使い捨てでなければいいのになと思う。
せめて錯覚や思い込みや根性では越えられないものがあることに気づいたらいいのになと願う。
(まぁ人のこと心配してる場合じゃないですが)


演出家は俳優を育てられない。みんな気づいているのに日本ではあまり口に出さない。
だからアクティング・コーチが絶対に必要なのです。使い捨てにならないためにね。
泥や根性がなくても心と身体を自由に扱えるアクターになるためにセラ・ジャパンはあります。
根気は…必要ですが(*^-^)(y)

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